続・高橋セミナー
続・高橋セミナー 第9回 最尤法によるポアソン回帰分析入門 <第10章>オフセットを含む探索的ポアソン回帰
2020年07月
要約
ポアソン回帰の特徴的な事例は,観察対象の部分母集団のサイズが既知で,ある一定期間に発現する事象がカウントされるような場合である.これまでに取り上げた事例は,心疾患による死亡,癌の発生など人数で,対象となる母集団の人数が人口統計学的に得られる事例であった.本章で取り上げるのは,McCullagh and Nelder(1989), Generalized Linear Models 2nd ed. の第6.3.2節で取り上げられている貨物船の損傷数データである.この事例は,5×4×2要因配置デザインであり,交互作用も含めて探索的な解析を試みる.
第10章 目 次 10. オフセットを含む探索的ポアソン回帰 323 10.1. 貨物船の損傷数(5×4×2要因配置,対数リンク,オフセット) 323 10.2. 主効果モデルの適用 327 (0,1)型デザイン変数(最初の水準を基準) (1,-1)対比型デザイン行列 予測プロファイル 交互作用プロファイル 10.3. EXCELによる予測プロファイル 337 10.4. 交互作用の検討 342 10.5. 主効果モデルを活用した新たな交互作用の可視化の試み 346 10.6. EXCELのソルバーによるオフセットを含むポアソン回帰 351 10.7. SASのGENMODプロシジャを使った解析 354 SASデータセットの作成 過分散を考慮したポアソン回帰 負の2項回帰 文献索引,索引,解析用ファイル一覧 359
添付ファイル
高橋セミナー9_10_オフセットを含む索的解析_2020_07_09.zip